え、そこ??? [発達障がいと向き合って、楽しく生きる]
花子がテーブルの向かいで、楽譜を広げ、
リコーダーの宿題に励んでいました。
私は、今晩栗ご飯を作ろうと、
生栗に格闘しつつ、
どうにか鬼皮、渋皮をむきむき
そんなところへ、魚次郎がやってきた。
私の背中に回り込み、後ろから抱きついてくる。
普段ならね、うれしいことなんだけど
お母ちゃんは、ただいま栗と格闘中!
手には栗の皮むき用のシャープなナイフを持っている
その時、実はすでに、左手3か所切ってた
「魚!危ないから降りて!お願い!
お母さん、今、ナイフ持ってるからさ。魚がよっかかると、手がつるっと滑って、
反対のおててをスパッと切って、血が出るやん。」
と、お願いしても、すぐには降りてくれない・・・
そしたらすかさず花子が!
「魚次郎、お母さん、栗のナイフ持ってるでしょう!
魚次郎がお母さんに乗ったら、お母さんの手が滑って、反対の手をスパッと切って、
血がどばっと出て、
私の楽譜に血がついたらどうするんよ!!」
・・・・・・・
思わず、作業していた私の手も止まる・・・・
「花ちゃん、そこ?ねえ、そこですか???」
と、聞かれると、ちょっと状況を考えることができる花子。
苦笑いしてー、
「お母さんの手が切れたらダメだけど、私の楽譜に血がつくのもダメ。」
とっても正直な花子でした