おばあちゃん! [家族]
実家の佐賀から家に着いたのは夜の8時くらい。
帰り着いて荷物を片付けていたら、じいちゃんがひとこと。
「ひばさん、今日、どうも転んだみたいだな。」
寝ている99歳のおばあちゃんのところへ行ってみる。
コケズキ 「おばあちゃん、ただいまー。身体、大丈夫?」
ひば 「ああ、今朝変な転びかたしてねえ・・・大丈夫大丈夫。」
コケズキ 「なんか、手伝ってほしいことない?」
ひば 「ないない。おやすみ~」って・・・・
翌朝6時ごろ、おばあちゃんのうめき声。
コケズキ 「おばあちゃん、大丈夫?どこが痛い?」
ひば 「ここが痛うて痛うてかなわん。」と、右足の付け根を指す。
コケズキ 「おばあちゃん、骨折してるかもしれんから、病院行こう!」
ひば 「いや!あたしは、病院嫌い。折れちゅらせん。」と、我を張るおばあちゃん。
とりあえず、下着を替えようと、お手伝いしてくても、
ちょっと動かしたら、「イタタタター」と、叫びまくるおばあちゃん。
あんまり叫ばれると、まるで虐待してるみたいな気分になってきて、
こっちもつらい
だんなもお仕事休んでもらって、二人がかりで着替えのお手伝い。
だんなは骨折を人生で5回も経験している人なので、
おばあちゃんの痛みを想像できる分、介助もゆっくりそ~っと、親切でした
お布団も干して、シーツもかえて・・・
近くの総合病院に行って、無理を言って車椅子を借りてきた。
介護タクシーを予約して・・・
「おばあちゃん、もう予約したから。」と、だんなと二人、問答無用で車椅子の移乗をすると、
むっとした表情で、いかにも病院行きは不本意だと主張するおばあちゃん。
事前に予約したからか、あまり待たずに受診することができました。
Dr. 「痛いところはどこですか?」
ばあ 「ここです。」 「ここは痛いけど、その他はどこも悪くありません。元気です!」
Dr. 「そうみたいですね」 と、にっこり(^^;)
明治生まれのおばあちゃんは、とっても気丈です。
本当はとっても痛くて不安なはずなのに。
すごいなーと、思うのですよ。
レントゲンとって、大腿骨頸部骨折が判明。
「おばあちゃん、骨が折れとったから、入院して手術だって。」
「えー?折れちゅったっかねー!?そうかねー。まあ、コケズキちゃん、あんたに感謝せんといかんねえ~。あんたが強引に連れてきてくれんかったら、ずうっとわからんまま、痛かったねー。」
と、感謝してくれました
99歳で、手術。
大変だけど、おばあちゃんならきっと耐え抜いて、
リハビリもがんばって、きっとまた、立てるようになると信じてます!!
毎日おばあちゃんが愛する曾孫の魚太郎、花子、魚次郎を連れて見舞いに行くからね。
魚次郎なんか、やつあたりしておばあちゃんをたたく事もあったのに
それでも、いつも、かわいいかわいいって、見守っててくれるおばあちゃん。
今は、ただ、祈るのみ。