魚次郎、初のサイクリング [発達障がいと向き合って、楽しく生きる]
発達障がいの子供たちみんなではないかもしれないけれど、
感覚統合に関する弱さがあったりする。
で、その結果、字や絵を書くときの筆圧が弱かったり、
姿勢正しく座ることができにくかったり
できたとしても、定型発達の子の何倍も、姿勢を保つことに意識を集中させることが必要だったり。
以前子供英会話教室をしていた頃
いつも姿勢の悪い男の子がおりました。
彼は、とても理解力、記憶力に優れた生徒
でも、ゲームに負けると小学高学年だけれど涙が出てしまったり・・・
なんでも1番じゃないと気が済まない
感情のコントロールがむずかしかったり
きっとできる部分の能力が高いだけに、学校ではたくさん叱られているんだろうなあ~
と、心配してた生徒でありました。
そんな彼に、私も最初のころは、「きちんと座ろう!」促していたけれど
そのころに感覚不統合のことを知り、
も・もしかして彼も???
まあ、お試しに・・・と、彼に、私のクラスでは寝て勉強してもOKと。
そしたら、彼は好きな態勢で、ゴロゴロしながら参加したけれど、
集中力もアップして、英語力は抜群に伸びていきました。
やっぱり、周りの理解って大事だな~…と、痛感させられた思い出です。
で、魚次郎
なかなか自転車がこげませんでした。
自分でこげないから、乗りたがりもせず・・・
自転車をこぐときの足の力の入れ方
踏ん張る力。
足に力を入れながらも、ハンドルの向きも操作する二つの動作性
たかが自転車、されど自転車
これもまた、感覚統合の発達を促すのにいいのよね~
焦らず、無理させず・・・と自分に言い聞かせながらも
「乗れるようになるんかな?買った自転車、高かったんですけど・・・・」などと思ってしまう私(^^;)
そんな時間が約8か月流れ・・・
ひかり園でようやく自転車遊びも始めたのか
家でもちょっとチャレンジするようになりました。
まあ、ほとんどは「押して~」だったけれど(^^;)
夕方5時過ぎ
「やべえ!まだ夕飯の買い物行ってなかった」と焦った私。
「魚次郎~、お母ちゃんと一緒に買い物行く~?」と、聞いてみた。
「はーい。お母さんと一緒に買い物行くー自転車で」
と、なぜか張り切る魚次郎
・・・・・え? 今? スーパーまで1キロくらいなのに? その道のりを?
まじっすか?という思いを押し込めて・・・・
療育の観点からいくと、
やる気が出た魚次郎を、抑え込むわけにはいかんだろう~
と、いうことで、買い物の荷物を乗せるために私もチャリでGO
ついてくる魚次郎を振り返り振り返りつつ・・・・
一番安全と思われる、大通りの歩道を使っていきました。
ちょっと上り坂になってるところは、自分で降りてひっぱったり
押したり・・・
ふたたび乗ってご機嫌
と、思いきや・・・
途中でこけて
大泣き
しばらく転んだところで泣いて、
「痛い痛い飛んでけ~」を繰り返して(^^;)
で、聞いてみた。
「魚ちゃん、どうする?お店はあそこに見えるけど・・・。痛いからもうやめとく?お母さんの自転車に乗って帰る?それでもいいよ。」
「・・・・・行く。」と、魚次郎
泣きながら・・・(^^;)
で、片道1時間 ・・・・車なら3分ぐらいで来れたけどね(^^;)
速攻で買い物を済ませて帰る
帰りは結構スムーズに
ご機嫌の魚次郎
「魚次郎、途中で転んで痛かったのに、よく頑張ったね~。かっこいいなあ」
って、話しかけたら、
「うん。俺頑張った」と、鼻息荒く、自信満々
達成感がうれしかったんでしょうね~。
「お母さん、また一緒に行こうね。自転車で♪、お願いね」だって
うんうん。また行こうね
でも、今度はもっと早い時間に行こうね(T▿T)
家に着いたら7時半近く・・・・
夜ごはんにありついたのは、まもなく9時という頃でした~
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