心が痛い・・・ [発達障がいと向き合って、楽しく生きる]
いつも通りに、ほぼ毎日通うスーパーにお買い物に行ったとき、
魚次郎が、不機嫌で。
「ゲタさんの音大きいから、そ~っと歩いてね。」と話しかける私に怪訝な表情で無反応。
一緒に歩いてくれる魚次郎じゃないので、
魚次郎が大好きなお菓子を見てる間にお買い物~
買い物もほぼ終わりかけた時・・
魚次郎がゲタを足で投げた。
「いけんよ!リモコンゲタは、お店でしません。おうちの庭でしましょう。」と注意。
魚次郎の目の高さに合わせるように、座って話したら、
魚次郎がなんと、私の頬を平手打ちしてきた。
魚次郎に平手打ちされたのは、初めて! しかも、3回!
結構痛い
今思うと、この時、私自身もパニック状態になったのかな~??
叩いたらいけん!と叱りそうになる私。
同時に、でも今叱ったら、きっと魚次郎がパニックになって大騒ぎする・・と、頭をよぎる。
結局、たぶん悲しい表情でただ、魚次郎を見つめた私。
何を想ったのか、魚次郎、今度はグーで私の頬を2回パンチ
たまらなくなって、魚次郎に何も声かけず、
ただ、その場を立ち去った私。
ゆっくりとついてくる魚次郎。
「お母ちゃん~ごめんねぇ。」と言ってくる。
「いいよ~」と、答える私。
でも、きっと私の心はまだ動揺してたから、表情は暗かったんだと思う。
明るく「いいよ~」と、笑顔では言えなかった。
そしたら、また、続けざまに2回頭を叩いてきた。
????
どうして~????? なんで~??? ばかりが頭の中をぐるぐるぐる。
ああー、今日はいけんなあ・・・もう帰ろうと、レジ方向を見たら、
店員さんがみんなこっち見てた
私はどんな表情をしてたのだろう??
悲しい顔。 困った顔、疲れた顔。 あきらめの表情。
レジでは、頭が真っ白で、ぼーっとしがち・・・。
店員さんが荷物をカウンターへ移動するのを手伝ってくれた。
スミマセン
魚次郎をカウンターに座らせたら、足をぶらぶらさせて踵でドンドン音を立てるので、
再び、「ドンドンしないでね」と言いながら、カウンターから下ろしたら、
今度は床に大の字になって「イヤダーイヤダー」と泣き叫ぶ
きっと、わたし、無表情で、能面のようなこわーい顔してたんだろうなあ
お店の店長さんらしき方が、魚次郎に近寄って、
「イチゴ食べる?」
「イチゴ、食べたかったらおいで」
と、魚次郎が起き上がるのを待ち、それから手をひいて果物売り場に連れてってくださいました。
私は、その間に買った食品を買い物袋に詰め込んで・・・
終わった、行こう!としたら、その店長さんらしき方と魚次郎が戻ってきて、
「味見用の品だから、気にしなくていいから・・」と、イチゴを2パックもくださいました。
泣き叫ぶ魚次郎をあやすために、イチゴを1つ、味見させてくださってるのかと思いきや・・・
実は、難しい子育てに疲れてる母ちゃんにも、励ましのイチゴをくださったんだと・・・・
涙が出そうになりました・・・ちょっと出ちゃったし
車に荷物も魚次郎も乗せて、改めてお礼を言いに行きました。
その店長さんらしきお方、 「お店にもね、いっぱい来るよ。一人じゃないから。元気出して!」
と、どうやら障がいにもご理解のある方のようで・・・
「理解してくださってる方がいると思ったら、本当にありがたいです。
ありがとうございました。イチゴ、あんなにたくさんすみません。ありがとうございます。」
と、伝えたら、笑顔で背中をドンと叩いてくれました。
そして「、みんないろいろあるから、いつか僕の背中も叩いてよ。」
家についてから、しばらくは泣けて泣けて、家の中に入れませんでした。
駐車場でひとしきり泣いてたら・・・
横のチャイルドシートに座ってた魚次郎が、
そ~っと手を伸ばしてきて、私の手をぎゅっと握る。
最初は、(なんだよー、お前のせいで泣いたんだぞー!)なんて思いながら
魚次郎のほうを向いたら、
無邪気な顔で、私の顔を覗き込んで、「よーしよーし」と言ってくれた。
そんな魚次郎を見て、また涙
魚ちゃんは、ただ、魚次郎でいるだけなんだよねー。
叩いたのも、何か原因があって、魚次郎の思いを表現したかっただけなんだよねー。
あー・・・・
どうして魚次郎は、私をあんなに叩いたり、殴ったりしたんだろう???
注意の仕方に問題があったのかなあ?
他にストレスの原因があったのかなあ?
でも魚次郎が私を叩いた時、やっぱりきちんと叱るべきだったなあ・・・
パニックになったら帰ればよかったんだ。
叱れなかったのは、無意識に、お店の中でパニックになるわが子を見られたくないって、
人の目が気になってたからなのかな~????
と、・・・自分の中で、障がいを持つわが子を、そのままありのまま、 良しとして、受け入れてない自分がいるのかと、
そんな自分に気がついて・・・
心が痛い また涙
お店の方々、お騒がせしました。
なのに、優しくしてくださって、ありがとうございました。
どう接したらいいのか、戸惑うこともあるけれど、ひとつひとつが勉強だな~と・・・
何が正解かもわからないけれど・・・・
何も言わず、ただ、困った悲しい顔で見つめた私に、一番魚次郎が傷ついたのかも???
こんな時にも、障がいにたいして寄り添う心を持って見つめてくれてる人がいるんだ・・・・と
実感して、温かいお言葉が、心にじーんと沁みました。
クリスマスイブでした。 感謝。
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