くりくり坊主と母の失敗 [発達障がいと向き合って、楽しく生きる]
母は、魚次郎がお兄ちゃんに憧れて、
自分から坊主にすると宣言したことがすごく嬉しかったのでした。
で、翌日、魚太郎の野球のグランドで・・・・
「魚次郎が、兄ちゃんの坊主を真似したくて、『オレもぜ~んぶ切る!』って言って、
昨日ふたりとも坊主にしたんです~♪」と、おしゃべり
お昼に一度帰り、魚次郎を連れて再び登場!
魚次郎は寒いので、帽子を着用
話を聞いてた野球のママたちが、「ほんとに坊主にしたの~?寒いのに~」なんて、注目してくれたので、
わくわく気分の私は、魚次郎の意思も確認せずに
じゃじゃじゃじゃ~んなどと言いながら、
魚次郎の帽子をぱっと、取っちゃいました
「きゃあ~、かわいい~」と、褒めてくれるママたちの声が響く
つぎの瞬間・・・・
かすかに聞こえる、つぶやく魚次郎の声・・・・・・・
「お母さんが帽子取ったらいけんかった。」
「お母さんが帽子取ったらいけんかった。」
「お母さんが帽子取ったらいけんかったー。」
「お母さんが帽子取ったらいけんかったあ~。」
そうです。パンチとキックの嵐・・・・
最初はね、療育を心得ている私ですから、
魚次郎の視線に合わせてしゃがんで、
叩かれながらも、
「ごめんね。お母さんが取ったらいけんかったね。嫌だったね。」
と、魚次郎の気持ちを代弁・・・・
でも、パニック中の魚次郎には聞こえず、届かず、
来るわ来るわのパンチとキックの嵐 & 魚太郎の雄叫び
「お母さんが取ったらいけんかったああああああ。
お母さんなんか、大っ嫌い!」
痛くて、イライラしてしまう私
療育の心得はどこかへGO忍耐もどこかへGO
「もう!叩いたら、お母さんだって、痛いんよ 叩かないでください」
と、言う私の右手がげんこつ威嚇のポーズ
ドン引きする周りのお母さんたち
そりゃそうだよね。
なので、とりあえず、魚次郎を肩に担いでちょっと離れたところへGO
謝っても、届かない。
叩かれる。謝る。逃げる。
蹴られる。謝る。逃げる。
のくりかえし
ただただ魚次郎の気持ちが落ち着くのを祈るばかり
数分後、
「俺一人で帰る!」と言い放ち
魚次郎が駐車場の方へ去って行ってしまいました。
一本道だし・・・
ひとりになる時間も必要かな?と、半分納得、半分言いわけで、
そのまま放っておいた私。
20分ほどして、また、ひとりてくてく帰ってまいりました
あ、帰ってきた
地面に片膝をつき、両手を広げて魚次郎を迎える私。
おかあさ~んと、走ってくるかと思いきや、
「おかあさん、ふ~ンだ」と、まだご立腹のご様子(^^;)
でも、そこでランニングに行ってたお兄ちゃんたち総勢25名ほどが、一斉に帰ってきたので、
ビビった魚次郎は無事母の胸にダッシュ
一件落着、わはははは。
こんなパニックの魚次郎を目の当たりにしても、
それでも避けずに、魚次郎に声をかけてくれる野球の母さんらに感謝~
今回の学び
魚次郎の確認なしに帽子をはぎ取るなんざ、めっそうもねえこって。 コワイコワイ
やっぱり、本人の意思を尊重しなくちゃね。大失敗の巻きでした
ごめんね、魚次郎。
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